さて、エクセル初心者にとってエクセルを起動させてから何をしたらよいのかというと、文字を入力したり、数式の基本的な使い方を覚える必要があります。エクセルは表計算ソフトなので表作成のための基本的な操作を覚える必要があります。初心者の方に分かりやすく画像や図を使って使い方を紹介しようと思います。
そこで今回は、エクセル初心者の方が分かりやすいように文字入力と数式の使い方を説明します。
セルに文字を入力する方法
セルに文字を入力するための方法をお伝えします。私が初めてエクセルに文字を入力するときに、数字しか打てずに困ったものです。日本語入力システムの入力モードを「ひらがな」のする必要があります。
文字を入力したいセルをクリックすると太枠が表示されます。上の画像ではA1のセルをクリックしています。
入力文字の切り替えをするときは「半角/全角」ボタンを押します。デスクトップ右下にある入力モードが「A」になっていたら「半角/全角」ボタンをして、「あ」に切り替えます。
「A」は英数字を入力するモード
「あ」は日本語を入力するモード
日本語入力モードに変更したら文字を入力します。入力した文字を変換するときは「スペース」キーを押します。すると、変換候補が表示されますので「スペース」キーや矢印キー、番号を押して候補を選びます。
変換する文字を選んだら「エンター(Enter)」キーを押して確定します。さらにもう一度「エンター」キーを押すと入力が確定し、アクティブセルが1つ下に移動します。アクティブセルとは太枠が表示されている場所のことなので、図ではA1からA2にアクティブセルが移動したことになります。
入力した文字を修正や削除する方法
セルに入力した文字を修正・削除するためにはセル内にカーソルを表示させる必要があります。セルの上から入力してしまうと上書きしてしまいます。
【セル内の文字を修正する方法】
文字を修正したセルをダブルクリックして、セル内にカーソルをが表示されます。ダブルクリックではなくキーボードの一番上の列にあるボタンの「F2」ボタンを押しても同じ効果があります。
矢印キーの「←」や「→」を押してカーソルを移動させて「Delete」キーを押したり、「Backspace」キーを押したりして文字を削除します。
Deleteキー:カーソルの右の文字を消します。
Backspaceキー:カーソルの左の文字をけします。
【セルの文字を全て消す方法】
セルに入力した文字を全て消すときには、消したいセルをクリックしてアクティブセルにします。太枠を表示させた状態(=アクティブセル)にして、Deleteキーを押すとセル内の文字が全て消えます。
セルに数式を入力して計算する方法
エクセルの表は、セルに数式を入力することで計算をしてくれます。数式とは、セルに入力した計算式のことです。セルに入力するとき、先頭に「=」半角のイコールを入力することで計算することができます。計算するのは四則演算の「+」「-」「*(掛け算)」「/(割り算)」になります。
計算式を入力するときには入力モードを「半角英数字」にする必要がありますので「半角/全角」キーを押して、デスクトップ画面の右下の入力モードが「A」になっていることを確認します。
数式を入力するセルをダブルクリックしてセル内にカーソルを表示します。
「Shift」キーを押しながら「ほ」キーを押すことで「=」を入力できます。「ほ」は上から2列目、右から4個目にあります。
次に数字(100)を入力して「Shift」キーを押しながら「け」キーを押すことで「+」を入力できます。「け」は上から4列目、右からEnterキーを入れて3個目にあります。
続けて数字(200)を入力します。
すると、セルに入力された計算式は「=100+200」と表示されます。
「Enter」キーを押すことで確定します。。
1のセルには計算結果が表示されます。入力したセルをクリックして太枠を表示されるようにすると、2の「数式バー」に入力した計算式が表示されます。
エクセルの演算子の計算順序
セルに入力した計算式は基本、左から計算されます。でも、掛け算「*」と割り算「/」は、足し算「+」と引き算「-」よりも優先されて計算されます。優先して計算したいときは()カッコで囲む必要があります。
【加減よりも乗除が優先して計算される】
画像では「0.1*100」が先に計算されて「10」となり、「2+10」で計算結果が「12」になっています。
【カッコ()を付けた部分が優先される】
画像では「2+0.1」にカッコを付けていますので、この部分が先に計算され「2.1」となり、「2.1*100」が計算されて結果が「210」となります。
数式にセルアドレスを使う方法
セルに入力する数式は直接数字を入力するだけではなく、セルを指定することで計算することもできます。セルに入力した数値を参照して計算されます。
セルに数値を入力します。今回は、A1に100、A2に200と入力し、C1に計算結果を表示させます。
計算結果を表示させたいセルをダブルクリックまたはF2を押して半角の「=」を入力し、2のセルA1をクリックします。続けて「+」を入力し、3のセルA2をクリックします。すると「=A1+A2」を表示されますので「Enter」キーを押して確定させます。
確定すると計算式を入力した結果が表示されます。
セルC1にセルA1の「100」とセルA2の「200」を足した「300」が表示されます。
セルに入力した数値を変更すると計算結果も変わります。1のセルA1の「100」を「10」に変更すると、2のセルC1の計算式が自動計算されて「10+200」の「210」が計算結果として表示されます。
編集後記
エクセルの基本的な操作の1つである入力と計算式の使い方や合計の表示方法についてまとめてみました。
入力するときは、日本語を入力したいのか、英数字を入力したいのかで入力モードを切り替える必要があります。切り替えがうまくいかないときは、「半角/全角」キーを押すか、デスクトップの入力モードをクリックしても切り替えができますので知っておくといいです。