エクセルを初めて使う初心者の方は、エクセルのセル・行・列を上手に操作することを覚えましょう。セルだけではなく、行や列ごと選択することができたり、削除や挿入といった操作も出来ます。もちろん、1つのセルだけではなく複数のセルを指定しても同じことができますので、是非覚えておきましょう。
そこで今回は、複数のセル・行・列の選択や挿入・削除する方法についてお伝えします。
複数のセル・行・列を選択する方法
単一のセルを選択だけではなく、複数のセルを選択することがで広範囲の行や列を指定することができますので、覚えておくと作業短縮につながります。
【連続した複数のセル範囲を指定する方法】
複数の連続したセルを選択するときは、セルをクリックしたままマウスを動かして指定したい範囲のセルまで移動します。すると、選択された範囲が太枠で囲まれます。
このように複数のセルの範囲を選択することを「範囲選択」といい、選択した範囲のことを「セル範囲」や「選択範囲」といいます。画像の場合だと、A1~D4が選択範囲になります。
【離れたセル範囲を指定する方法】
画像のように離れたところにある連続した複数のセルを選択することもできます。
1の範囲をクリックしたまま範囲指定したらクリックを離し、今度は「Ctrl」キーを押して2の範囲をクリックしたまま範囲指定したらクリックを離します。このとき、まだ次に指定する範囲があるときは「Ctrl」キーは押したままにしておきます。さらに、3の範囲をクリックしたまま範囲指定してクリックと「Ctrl」キーを離します。
すると、画像のように離れた3箇所の範囲を指定することができます。
【行や列を選択する方法】
1の行番号をクリックすることで行全体を指定することができ、2の列番号をクリックすることで列全体を指定することができます。
【複数の行や列を選択する方法】
行番号または列番号をクリックしたまま(=ドラッグ)連続した複数の範囲を選択することができます。
【ワークシート全体を選択する方法】
ワークシート全体を指定するためには、1行目の上、Aの左側の「全セル選択」ボタンをクリックすることでワークシート全体を指定することができます。
セル・行・列を挿入する方法
挿入する機能はセル単体だけではなく、複数のセル範囲や行・列を追加することもできます。また、セルの挿入箇所をどの方向に移動するかも選ぶことができます。
【セルを挿入する方法】
セルを挿入したい場所を選択(1)し、ホームタグを選び、挿入ボタンの下にある「▼」をクリックすると、3の「セルの挿入」が表示されますのでクリックします。
すると、「セルの挿入」画面が表示されますので、挿入する方向を選択したら「OK」をクリックします。
下方向にシフトを選んだので、選択したA3~D3から下のデータが下方向に移動し、セルが挿入されます。
【行や列を挿入する方法】
1の挿入したい行番号または列番号をクリックして、ホームタブを選び、「挿入」ボタンをクリックします。
選択した行番号の上、または列番号の左側に挿入されます。
複数のセル・行・列を削除する方法
不要なセルを消すことができるのが削除機能です。セルを削除するときには、削除する方向を選択することができます。セルだけでなく行や列単位で消すこともできます。
【セルを消す方法】
1の削除したいセルを選択したら、ホームタブをクリックし、2の「削除」ボタンの「▼」をクリックし、3の「セルの削除」をクリックします。
削除画面が表示されますので、1の削除後にデータをどの方向に移動させるのかを選んだら2の「OK」をクリックします。
A3~B3のセルに入力したデータが削除されて、A4~B4から下にあるデータ1つ上に移動しました。
【行や列を削除する方法】
1の削除したい行または列を指定し、ホームタブの削除ボタンをクリックすると削除できます。
編集後記
エクセルの使い方で、使うことが多い機能の挿入や削除の仕方を紹介しました。操作の仕方を覚えるためには、自分で色々と試してみることが大切だと思います。
「こうしたらどうなるのだろう」
と興味を持って操作することで覚えるのも早くなりますし、頭で考えるよりも手が先に動くようになります。はじめは難しいと思われるかも知れませんが1つ1つの機能を丁寧に説明させて頂きますので覚えていって頂ければ嬉しいです。