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エクセル初心者でも作れる!簡単家計簿の作り方|無料テンプレートあり

エクセルで家計簿を作ることができます。関数やマクロなどの機能を使った上級者向けの家計簿を作ることもできますが、エクセル初心者でも簡単に家計簿を作ることができます。簡単な機能を作って本格的な家計簿を自分でつくることができます。例えば、自動で支出合計や残金を計算したり、食費や交通費などの科目費用を抽出したり、支出限度額を超えたら色を変えたりして注意を促したりすることもできます。

そこで今回は、エクセル初心者でも作れる簡単な家計簿の作り方の手順をお伝えします。また、作った家計簿のテンプレートを無料ダウンロード出来るようにしましたのでお使い下さい。

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家計簿の表を作成する

家計簿の表作成をします。まずは、表作成をしていきますが下記の画像のような家計簿の表を作成します。

エクセル初心者の家計簿の作り方ですが、まずは家計簿の表を作成する必要があります。集計表の詳しい作成方法や機能の使い方については「表作成する基本手順」を御覧ください。

①1行目の行の高さは「25」に設定します。

②A列~E列の列幅を「11」に設定します。

③表の見出しと費用項目を「中央揃え」にします。

④金額を表示する箇所は「桁区切りスタイル」に設定します。

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支出合計を求める計算式を入力する

オートSUMを使って支出合計を自動計算します。合計を表示する場所と、合計を参照する場所が離れているときの手順です。

支出合計を表示するセルB4をクリックして太枠を表示し、ホームタブをクリックし、編集グループの「オートSUM」ボタンをクリックします。

すると、セルB4に「=SUM()」と表示され、()の中に合計を算出するための範囲が設定されていませんので設定します。()の中にカーソルがある状態になっていますので、その状態で次の処理を行ないます。

支出合計を算出する範囲を指定します。C7~C11をクリックして範囲選択します。すると、セルB4の式が「=SUM(C7:C11)」と表示されたら「Enter」キーを押します。

セルB4をクリックして太枠を表示すると数式バーに算式が表示されますので確認することができます。

残金の合計を求める

今月の収入合計を入力してから残金の合計を入力しますので、まずは収入合計に数字を入力します。

残金を計算するセルC4をクリックし半角「=」を入力したらA4をクリックします。

続けて半角「-」(マイナス)を入力して、セルB4をクリックします。残金を表示するC4のセルに「=A4-B4」と表示されたら「Enter」キーを押して確定します。

セルC4に残金(収入合計-支出合計)が表示されます。この残金の計算は自動で計算されるので、下の表の支出を追加したり、修正したりすることで残金が瞬時に再計算されて変わります。

支出の累計を計算する

家計簿の累計の列に計算式を入力していきます。1行目は支出額と同じですが、2行目以降はそれまでの累計額に今回の支出額を足した支出累計額を表示するようにします。

累計の1行目は支出金額をそのまま表示することになりますので、セルD7をクリックして半角「=」を入力し、セルC7をクリックし、「Enter」キーを押して確定します。

セルD7には左側の支出金額が表示されます。

次の累計(D8)に計算式を入力します。セルD8をクリックして、半角「=」を入力し、D7をクリックしたら「+」を押してからC8をクリックします。すると、セルD8に「=D7+C8」と表示されたら「Enter」キーを押して確定します。

セルD8をクリックして太枠を表示したら右下にある「■」のフィルハンドルにマウスポインターを合わせて、マウスポインターを十字に表示を変化させたらクリックしてD10まで移動してクリックを離します。

すると、選択した範囲に数式がコピーされ計算結果が表示されます。

家計簿の行を増やす

家計簿の支出欄は、その月によって行数が違います。多めに準備しておくのもいいですが、必要に応じて行数を増やすことができます。

表の一番下の行、11行目をクリックして行全体を範囲選択してから、ホームタブをクリックし、セルグループの「挿入」ボタンをクリックします。

11行目に1行が挿入されました。

1行だけではなく複数行を挿入することもできます。

今回は3行追加するため11行目~13行目をクリックして範囲選択してから、ホームタブをクリックし、セルグループの「挿入」ボタンをクリックします。すると、行が3行追加されます。

行を挿入したときに支出合計の計算式はどうなっているのでしょう?

セルB4をクリックして数式バーを見てみます。挿入した行も含めてSUM範囲がD15までに変更されています。

費用の入力を楽にする

費用に入力する項目はある程度決まっているので、オートコンプリート機能を使って文字入力することで時間短縮になります。

セルに「こ」と入力する途中の「k」を入力すると、入力候補となる文字が表示されますので「Tab」キーを押して入力したい文字に合わせて「Enter」キーを押すことで入力することができます。

また、「消耗品」と入力する途中で、入力している文字の後ろに文字が表示されます。その文字が入力文字であれば「Enter」キーを押すことで入力することができます。入力候補が違ったり、途中で消えてしまったときはそのまま文字を入力します。

支出項目を増やしたら累計の計算式も反映させる必要があります。累計が表示されているセルD10をクリックして太枠を表示し、右下にある「■」のフィルハンドルにマウスポインターを合わせて十字にしたら、クリックしたままコピーするセルまで移動してクリックを離します。

数式がコピーされて計算結果が表示されます。

表をコピーする

収入合計の6割を支出限度額として計算します。作成した表をコピーすれば効率よく作れます。

コピーする表のセルC3~C4を範囲選択したら、ホームタブをクリックし、「コピー」ボタンをクリックします。

セルE3をクリックして、ホームタブをクリックし「貼り付け」ボタンをクリックします。

コピーした表がセルE3~E4に表示されます。

貼り付けたデータを削除して、見出しに「支出限度額」と入力し、セルの色を変更します。

収入合計の6割の金額を支出限度額とするため、セルE4に「=A4*0.6」を入力して「Enter」キーを押します。割合は7割でも8割でもいいですし、数値を直接入力しても構いません。

計算式を確定するとセルE4に計算結果が表示されます。

条件付き書式を設定する

条件付き書式とは、任意の条件を指定することで自動でセルの書式を設定することができる機能です。この家計簿では支出明細に支出限度額を超えた以降の支出累計のセルの条件書式を設定します。

条件付き書式を設定するセルD7~D15を範囲選択します。

範囲選択したら、ホームタブをクリックして「条件付き書式」ボタンをクリックしメニューを表示させます。「セルの強調表示ルール」をクリックし、「指定の値より大きい」をクリックします。

「指定の値より大きい」画面が別画面で表示されますので、赤枠部分をクリックします。

支出限度額をクリックすると、2の表示が「=$E$4」と表示されたら、3のボタンをクリックします。

1のプルダウンをクリックして「濃い赤の文字、明るい赤の背景」を選び「OK」をクリックします。

条件付き書式が設定されたかかくにんするために支出限度額を超える金額を入力してみて確認します。

オートフィルターを設定する

オートフィルター機能とは、必要なデータのみを抽出することができる機能です。例えば交通費だけを見たいとか、日付別にデータを見たいといったときに使えます。データ分析をしやすくするものです。

表のどこでもいいのでセルをクリックします。

ホームタブをクリックし、「並び替えとフィルター」ボタンをクリックして「フィルター」をクリックします。

表の見出し部分に「▼」が表示されます。これが「オートフィルター」です。

オートフィルターでデータを抽出する

オートフィルター機能を使ってデータを抽出してみます。

抽出したいデータの横にある「▼」をクリックします。今回は費用の横にある「▼」をクリックします。見出し項目すべてにチェックが入っていますので「すべて選択」のチェックをクリックします。

「すべて選択」のチェックをクリックすると、すべてのチェックが外れます。

抽出したい項目にチェックを入れます。今回は「交通費」にチェックを入れて「OK」をクリックします。

交通費のみを抽出して表示してくれます。「▼」だった表示が違う表示になります。

抽出を解除するためには、オートフィルターをクリックしてメニューを表示し「費用からフィルターをクリア」をクリックすると、オートフィルターが解除されて集計表が表示されます。

ワークシートのシート名を変更する

初期設定だとワークシート名は「Sheet1」となっていますので、分かりやすいシート名に変更します。

ワークシートの「Sheet1」をダブルクリックします。

シート名に文字を入力できる状態にしたら「1月」と入力して「Enter」キーを押してシート名を変更します。

ワークシートをコピーする

家計簿を作成するに辺り、月別にシートを作成するたワークシートをコピーします。

ワークシート名を「Ctrl」キーを押しながらシート名をクリックしたまま横に移動し、クリックを離します。

すると、ワークシートがコピーされ、ワークシート名が「1月(2)」と表示されます。

上記のワークシート名を変更する手順と同じように「2月」に変更します。

2月のワークシートの入力欄を削除します。削除するセルはA4、A7~C15、E7~E15をそれぞれ範囲選択して「Delete」キーを押します。この2月のワークシートをコピーして3月、4月と作成して12月分まで作成します。

エクセル家計簿無料ダウンロード

エクセルで作った簡単家計簿のテンプレートを無料ダウンロードできるようにしました。1月から12月までのシートを作成し計算式も全て反映されている状態のテンプレートです。

エクセル初心者の方が参考にするのに使って頂くのもいいですし、自作するのが面倒だという方はダウンロードしてそのまま使って頂いてもいいです。

エクセル家計簿を無料ダウンロード

編集後記

エクセル初心者でも分かりやすく家計簿を作る手順を紹介しました。1つ1つの機能の使い方を知ることもできますし、実際に使えば他にも応用することができます。

簡単な家計簿なので使っているうちに、「こうしたい」とか「こうできないか」と思ったら、機能を追加してみたりすると自分が使いやすい家計簿になっていきます。

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