エクセルで表を作成したときに連続した番号を入力することがあります。上から順番に「1・2・3・・・」と入力していくのも10とか20ならまだしも100とか1000まで手入力するのは、とても大変な作業になってしまいます。連番入力に時間を掛けるのであらば入力しないほうがいいかもと思ってしまいますが、そんな連続番号の入力作業があっという間に入力することが出来てしまう方法があります。
そこで今回は、エクセルで連続番号を必要な分だけを一瞬で入力する方法を紹介します。
目次
連続番号を入力する方法
手入力以外で連続番号を入力する方法があります。それは、フィルハンドルを使った方法です。セルを選択すると右下に四角いマークが表示されますので、そこにマウスを合わせると十字マークになりますが、これがフィルハンドルです。
このフィルハンドルを使うことで、素早く連番を入力することができます。フィルハンドルを使って連続番号を入力する方法は、3つありますのでそれぞれ紹介します。
オートフィルオプションを使った方法
先頭のセルに「1」を入力します。
入力したセルを選択して、右下に表示された「■」にマウスポインターを合わせると「十字マーク」のフィルハンドルに変わります。
フィルハンドルの状態でクリックしたまま、必要な分だけ下に移動します。
クリックを離すと選択したセルに、先頭のセルに入力した「1」が入力(コピー)され、右下には、オートフィルオプションが表示されます。
オートフィルオプションにマウスを合わせて「▼」をクリックするとメニューが表示されますので「連続データ」をクリックします。
【注意】
このとき、他のセルをクリックしたりすると選択範囲がクリアされてしまいオートフィルオプションが表示されなくなりますので、そのときはもう一度フィルハンドルを移動させて下さい。
すると、連続した数値に変換されます。
Ctrlキーを使って連続した番号を入力する方法
オートフィルオプションで「連続データ」を選択することなく、指定した範囲に直接、連続した番号を入力・反映させることができる方法を紹介します。
セルを選択して、右下に表示されている「■」にマウスを合わせて「フィルハンドル」にしたら「Ctrl」ボタンを押します。
「Ctrl」ボタンを押すとフィルハンドルの十字マークの右上に「+」が表示されます。
フィルハンドルの十字マークの右上に「+」が表示された状態で、「Ctrl」ボタンを押した状態でクリックしたまま連続番号を反映させたいセルまで移動します。
クリックを離すと直接、連続した数値がセルに入力されます。
入力データに合わせて連続番号をダブルクリックで反映させる方法
B列に入力したデータの先頭から最後まで連続した番号を入力する方法を紹介します。
A1セルに「1」、A2セルに「2」と連続した数値を入力します。
セルA1~A2を範囲指定したらフィルハンドルを表示させます。
フィルハンドルの状態のまま、ダブルクリックします。
すると、B列に入力されたデータの最後の行まで一気に自動で連続番号が反映されます。
入力データが10行でも1000行でも10,000行でも一瞬で連続番号を入力・反映させることができます。
入力ミスやデータ削除で抜けた表を連続番号に直す方法
作成した表の連続番号が、入力ミスやデータ削除によって番号が抜けてしまったときに連続番号に直す方法を紹介します。
作成した表のデータ削除などにより、連番だった数値が抜けてしまった状態です。これを正しい連番に直したいと思います。
A1セルに「1」、A2セルに「2」と連続した数値を入力します。先頭と次のセルは必ず連続した番号である必要があります。
セルA1~A2を範囲指定したらフィルハンドルを表示させます。
フィルハンドルの状態のまま、ダブルクリックします。
すると、正しい連番が上書きされます。
編集後記
フィルハンドルを使うと、連続番号を入力することが簡単に、かつ一瞬で反映することができます。知っておくと便利ですし、エクセル(Excel)作業を効率化してくれる機能ですので覚えておくといいです。
使い方・方法を4つ紹介しましたが、連番を修正することもできます。特に関数を使わなくても一瞬で連続番号を入力・反映させることができるのはいいですよね。