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Excel(エクセル)カレンダーの作成方法|関数を使って年月入力で自動で日付と曜日を変更

卓上カレンダーや手帳に挟む月別カレンダーをエクセル(EXCEL)で作成してみようと思います。

今までは、自分で月の始まりの日を入力して日付を計算し、その月に合わせて月末の日付を31日や29日・30日を削除しては、また翌月計算式を反映させてと手間がありました。

そこで今回は、エクセル(EXCEL)の関数を使って、年月を入力するだけで曜日にあった日付を自動入力するテンプレートを作成しました。

一度、作ってしまえばずっと使える万年・永久に自動作成でき、エクセル(EXCEL)のセル幅を変更すればA4サイズにも卓上サイズにも手帳サイズにも対応できる便利なものです。

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月別で書き込みができるカレンダーの作り方

エクセルでカレンダーを作成するときに考えないといけないのが、どのようなテンプレート・フォーマットのカレンダーを作りたいのかということです。

日付だけが表示できればいいのか、日付と書き込みができる余白が必要か、自分で使いやすいカレンダーを作成することがエクセルではできますので、どのようなテンプレートにするのか決めます。

ちなみに、今回作成するエクセルカレンダーのテンプレートは以下の条件で作ります。

・日付の下に余白を作り、書き込みが出来るようにする
・月曜始まりのカレンダーにする

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エクセルのセル幅を調整する

エクセルカレンダーを作るsheet(シート)のセル幅を調整して、ある程度の形を作ります。

セル幅を変更するときは、A列とB列の間(上図の赤い線の部分)にマウスを合わせるとポインターが左右に矢印が表示されるので、クリックしたままマウスを左右に動かすことで列幅を変更できます。

このとき、A列をクリックして「Shift」ボタンをクリックしたまま列幅を変更したいG列をクリックして列指定してから、列幅を変更するとA列~G列まで同じ列幅にすることができます。

列だけではく、行も同じ様に幅を調整できます。

ここでは、ある程度のテンプレートの形が分かるようにしておくだけでいいです。

年・月・曜日を入力する

エクセルカレンダーを作成するために必要な年・月・曜日を入力します。

B1に年を入力する。
D1に月を入力する。
A2~G2に曜日を入力する。

曜日の入力は、月曜始まりのカレンダーを作成するためA2セルに「月」を入力しましたが、日曜始まりのときはA2セルに「日」を入力して作成して下さい。

続けて、年月の数字を入力しますが、この年月は今の年月を入力しておくと曜日と日付が一致しているのか、あとで確認がすぐに取れます。

A1に西暦で年を入力する。
C1に1~12までの月を入力する。

年月から日付を反映させる関数を入力する

月曜始まりのときの関数式

A1とC1に入力した年月から、関数を使ってA3セルに入力すべき日付を計算します。

年月からカレンダーの一番最初の日付を計算するのに、DATE関数とWEEKDAY関数を使います。

A3セルに下記の関数式をコピーして貼り付けて下さい。

=DATE(A1,C1,1)-WEEKDAY(DATE(A1,C1,1),2)+1

日曜始まりのときの関数式

日曜始まりでエクセルカレンダーを作成するときの関数式も記載しておきます。

=DATE(A1,C1,1)-WEEKDAY(DATE(A1,C1,1),1)+1

月曜始まりと日曜始まりの関数式の違いは、上図の赤い線を引いた部分が「1」と「2」の違いです。

「1」は日曜始まり
「2」は月曜始まり

となります。

日付を表示させる式を入力する

月別カレンダーの第一週の月曜日の日付の入力ができましたので、その他の日付を計算していきます。

B3セルに「=A3+1」を入力します。

するとA3に表示されている日付の翌日の日付が表示されます。

B3セルをコピーして、C3~G3に貼り付けます。

貼り付けると計算式も一緒に貼り付けるため、日付が表示されます。

翌週の月曜日の日付を表示させるため、A5セルに「=G3+1」を入力します。

前週の日曜日の日付に「1」を足した日付を反映させたら、A5セルをコピーして、B5~G5に貼り付けます。

これを6週分になるまで繰り返します。

4行目は余白にして書き込みができるようにするため、日付を反映させません。

一月分の日付を関数式と数式で作成すると、画像のようになります。

日付の表示形式を変更する

エクセル(EXCEL)に表示されている日付が西暦と年月になっていますので、カレンダーとしては見にくいため日付だけを表示するように設定を変更します。

日付部分を範囲してします。

キーボードの「Ctrl」ボタンを押したまま、マウスで日付部分をクリックすることでセルの背景がグレーになり範囲指定できます。

範囲指定できたら「ホーム(①)」タブをクリックして、「数値」の「表示形式(②)」をクリックします。

セルの書式設定画面が表示されますので「表示形式(①)」タブをクリックし、分類にある「ユーザー定義(②)」をクリックし、種類に「d(③)」を入力したら「OK(④)」をクリックします。

エクセルに表示されていた年月日が日付だけになります。

日付を中央揃えにする

日付がセルの右側にあるのでセンタリング(中央揃え)にします。

日付を範囲指定したまま「ホーム(①)」をクリックし、配置にある「中央揃え(②)」をクリックします。

すると、日付がセルの真ん中に表示されます。

当月以外の日付の文字色を薄くする

カレンダーを見ると当月以外の前月と翌月の日付は、文字色がグレーになっています。

今回、作成するエクセルカレンダーも当月以外の日付の文字色をグレーに自動で変更するように設定します。

「A3セル(①)」をクリックして、「ホーム(②)」タブをクリックして、スタイルの「条件付き書式(③)」をクリックします。

メニュー一覧が表示されるので「新しいルール」をクリックします。

「ルールの種類を選択してください」と書かれている欄から「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。

「ルールの内容を編集してください」欄の「次の数式を満たす場合に値を書式設定」欄に「=month(A3)<>$C$1」を入力して「書式」をクリックします。

セルの書式設定画面が表示されます。

「フォント」タブが表示されていますので2段目にある色欄の「下矢印」をクリックします。

すると、テーマの色メニューが表示されますので任意に色をクリックします。

今回はグレー色にしたいので、一番左の列の下から2番目のグレー色を指定します。

色をクリックしたら「OK」をクリックします。

新しい書式ルール画面が表示されますので「OK」をクリックします。

A3セルの日付の文字色が変わりました。

A3セルの書式設定の条件を他のセルにも反映させるため、A3セルをコピーし、書式設定のみ貼り付けます。

書式設定のみで貼り付けるセル範囲は、

B3~G3
A11~G11
A13~G13

です。

書式設定のみで貼り付けたら、当月以外の日付、前月と翌月の日付の文字色がグレーに自動的に変わります。

土日の色・文字の大きさ・罫線など体裁を整える

カレンダーとしてのデザインを整えていきます。

・土日の文字色を変更する(土曜は青、日曜は赤など)
・文字サイズを変更する
・文字を太文字にする
・フォントサイズを変更する
・罫線を引き、カレンダーを見やすくする

ここまで出来たら、年月を変更するだけで自動で日付が更新されます。

カレンダーの年月を変更する方法

カレンダーの日付を自動で変えるときは、年月の数値を変更するだけです。

例えば4月から5月に変更するときは、C1に入力してある「4」を「5」にするだけです。

C1セルの数値を「5」にすると自動で日付が反映されます。

編集後記

月別カレンダーをエクセルで作り、日付を関数を使って自動計算できるようにしました。

年月を変更するだけで、日付が変更され、さらに前月と翌月の日付も自動で文字色がかわりますので、一度作ってしまえば永久に使うことができます。

エクセルのフォーマットを変更することで、様々な用途に使えるのがこのテンプレートの良いところですね。

ビジネスシーンにおいて、カレンダーは欠かせないものなので活用してみてはいかがでしょうか。

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