無料で使える動画変換ソフトは、動画編集や動画拡張子の変換・パソコン画面の録画など、それぞれのソフトをインストールして使う必要があります。
複数のソフトを使わないといけない煩わしさ、無料ソフトの場合、機能が限定されているため使っていて「このソフトには、この機能はないんだ」となり、他の無料動画変換ソフトをインストールして編集していました。
無料ソフトで費用を掛けずにと思っていましたが、1つのビデオ処理ソフトで4つの機能が使える「videoproc」というソフトを見つけました。
そこで今回は、簡単に動画形式変換・DVD形式変換・WEB動画ダウンロード・パソコン画面録画の4つの機能が1つの動画変換ソフトで使える「videoproc」の使い方をお伝えします。
目次
videoprocとは
動画・DVD変換、動画編集、動画・音楽ダウンロード、PC録画が一つのソフトで操作できる動画処理ソフトです。
videoprocには無料版と有料版がある
videoprocには、無料で使える体験版(無料)とフル機能が使える製品版(有料)があります。
無料ソフトの場合、透かしが入る・動画変換は5分間などと使用できる機能に制限があり、正直、無料版のソフトを使うメリットは全く感じません。
費用を掛けずに、動画編集やダウンロードなどがしたい人は、他の無料ソフトのほうが使い勝手がいいです。
複数のソフトを使い回すのが面倒だし、管理も煩雑になるので1つのソフトで使えるなら便利です。
videoprocの価格は【公式サイト】でご確認下さい。
videoprocのインストール方法
【videoproc】にアクセスして、「無料ダウンロード」をクリックします。
ダウンロード先を聞かれますので、デスクトップを指定して「保存」をクリックします。
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれますので、「はい」をクリックします。
デスクトップに「videoproc.exe」ファイルがダウンロードされますので、ダブルクリックしてファイルを開きます。
インストール画面が表示されますので「インストール」ボタンを押します。
このとき、左下にある「同意する」のチェックを外すとインストールできませんので、必ずチェックを入れておきます。
「インストールが完了しました」と表示されたら、「今すぐ起動」をクリックします。
製品登録画面が表示されますので「製品版を購入するときに登録したメールアドレス」と、メールで送られてきた「ライセンスコード」を入力して「登録」ボタンをクリックします。
ハードウェア情報画面が表示されたら「次」をクリックします。
ハードウェア情報画面のチェックボタンはそのままで「OK」をクリックします。
「videoproc」が起動します。
videoprocの動画変換ツールの使い方
ビデオのトリミング、クロップ、合併、編集ができます。サイズと品質の比率を保ち、4K・8Kビデオ、HD MKV、HEVC、MP4などのビデオを超高速で変換や圧縮することができます。
画面上部にあるアイコンでは
- ビデオ:個別の動画ファイルを選ぶ
- 動画フォルダ:フォルダに入っている動画すべてを選択することができる
- 音楽:音楽ファイルを選ぶ
ことができます。
画面中央部分にファイルが表示されます。
画面下にある「よく使われる」「ビデオ」「デバイス」「音楽」「ツールボックス」をクリックすると、上の部分に変換できる拡張子・出力形式が表示されます。
動画を取り込むと、このように中央画面にデータが表示されます。
出力形式を変更したいときは、下に表示されているファイルの4K・MP4・AVI・WEBM・WMV・MOVなどをクリックして、出力することで変換できます。
青帯のファイルデータの下にある「効果」「透かし」「トリミング」「クロップ」「回転」「字幕」をクリックすることで操作画面が表示されます。
「ビデオ&オーディオ」は、回転や上下反転・左右反転のほか、再生速度を変えたり、音量を変更することができます。
「効果」では、グレースケール・色反転・ノイズ・レンズ補正などの効果を選べる他、明るさ・コントラスト・色調・ガンマ・彩度を細かく設定することができます。
「トリミング」は再生する時間の幅を調整するのに使います。
再生したい時間に緑色のノブを移動して、トリミングボタンを押すと切り取られて、下のウィンドウに動画ファイルが表示されます。
「クロップ」は、「クロップを有効にする」にチェックを入れると、左側の元ビデオのほうに白い枠が表示されますので、その枠を調整することで右側に編集後の画面プレビューが表示されます。
今回は「透かし」を入れる画面を紹介します。
操作は簡単で「透かしを有効にする」にチェックを入れて、テキスト欄に文字を入力すると右画面に文字が表示されます。
その文字の枠幅を調整することで文字の縮小・拡大が可能です。
「完了」を押すと透かしが入った動画が完成します。
編集が終わったら「RUN」ボタンをクリックします。
すると、「ビデオを変換しています」と表示されますので終わるまでしばらく待ちます。
変換が終わるとダウンロード先のフォルダが開くので、動画ファイルを確認することができます。
videoprocのDVD変換ツールの使い方
DVDやISOイメージをスマホ、タブレット、HDTV、ゲーム機などに再生できるようなフォーマットに変換することができる他、DVDを元品質のままでコピーできます。
青く色が変わっているファイルの編集をクリックすると、動画変換ツールと同じように効果・字幕・トリミング・クロップ・透かしの編集ができます。
チャプターを押すと、チャプターを一本に結合することができます。
「RUN」ボタンを押すことで変換が始まります。
変換が終われば、変換後の動画ファイルが保存されます。
videoprocの動画ダウンロードの使い方
YouTube、Facebookのような動画サイトからビデオストーリーム、ライブビデオ、ビデオプレイリスト、チェンネル、音楽をダウンロードして、異なる解像度&フォーマットで保存することができます。
ダウンロードでは、ビデオまたは音楽のURLを追加することでダウンロードすることができます。
「ビデオ追加」または「音楽追加」をクリックします。
URLを入力したら「分析」びたんをクリックします。
ファイルが表示されますので、「プレイリスト全体をダウンロードする」または「選ばれた動画をダウンロードする」ボタンをクリックします。
ダウンロードするファイルが表示されますので「Download now」ボタンをクリックします。
ダウンロードが終われば、動画ファイルまたは音楽ファイルが作成されます。
videoprocの録画・レコーダーの使い方
コンピュータの画面やウェブカメラからビデオを簡単にキャプチャすることができます。
録画中、クロマキー・描く・タイプ・ハイライト・VOICEOVERが追加できます。
さらに、録画品質、フォーマットなども設定可能です。
画面録画は、デスクトップ画面を録画することができます。
私はモニター2個を使う2画面・デュアルモニターですが、1画面と2画面の画面切り替えもできますし、クロップもできます。
画面録画を設定したときの画面です。
この状態で録画ボタンを押すことで録画が始まります。
画面右上の設定ボタンを押すと、録画品質・録画フォーマット・オーディオ・マイク・エンコーダーなどの設定ができます。
カメラ録画の背景を消すこともできますし、マウス表示やマウスクリックを表示・秒読みを表示することができます。
カメラ録画はパソコンにカメラ機能が付いてれば、このように使えます。
画面とカメラ録画をすることもできます。
そのときは、「スクリーンを録画しながらカメラ画面を表示する」または「カメラ録画しながらスクリーン画面を表示する」のどちらかを選ぶことができます。
videoprocを使ってみたおすすめの点
- 1つのソフトで4つの機能が使える
- ソフトを開発したのは中国の企業だけど日本語表記
- アイコンが大きく、操作性が良い
- 説明書を見なくても、これかなぁで操作しても問題ない
- DVD変換もできるので音楽や音声をスマホなどで楽しむことができる
- Windowsだけでなく、MACにも対応している
- 別々で使っていたソフトを1つにまとめることができる
- まとめて変換したいとき、ファイルを指定すれば順番に変換してくれる
初心者でも簡単に使えるのがいいですね。
良い点だけではなく、使いにくいかなぁという点もあります。
- PCの問題かも知れませんが、動画編集時に再生動画が止まっては動くを繰り返していた
というところです。
使い勝手の良いソフトだと思いますので、動画編集やダウンロードなどのソフトを探していて、複数の機能を使ってみたい方にピッタリのソフトです。