スクリーンショットで、パソコンやスマホの画面をコピーしたときに感じるのが画質の悪さです。
パソコンやスマホで見る画像や文字は綺麗で見やすく、読みやすいのに、スクリーンショットした画像は、画像や文字がぼやける、にじむことが多く画質が低くなるので、どうにかしたい!
画質が悪いのは、解像度が低いからで解像度の高い状態でスクリーンショットを行うことで、思っていた画像の綺麗さを保つことができます。
そこで今回は、スクリーンショットで画面コピーした画像の解像度を高くして、綺麗で見やすくする方法を紹介します。
PNG形式で保存する
スクリーンショットでコピーした画像を、ペイントなどの画像編集ソフトに貼り付けて保存するときにJPEG/JPG形式で保存しているときは、PNG形式で保存します。
名前を付けて保存するときに、
- PNG画像:写真や図を高画質で保存
- JPEG画像:写真を高画質で保存
と、両方共、高画質で保存することができると思ってしまいますが、実は少し違います。
JPG形式とPNG形式で保存したファイルのプロパティを見ると違いは「ビットの深さ」と「サイズ」にあります。
項目 | JPG | PNG |
---|---|---|
ビットの深さ | 24 | 32 |
サイズ | 177KB | 414KB |
ビットの深さとは、ビット深度・色深度・カラー深度などとも呼ばれますが、1ピクセルが表現できる色の数のことです。24ビットカラーだと1677万色、32ビットカラーだと1677万色+αとなっており、ビットの深さが高いほど表せる色が増え、結果的に高画質になります。
サイズは、解像度と比例します。サイズが小さければ解像度が低く、サイズが大きければ解像度が高いので、画像サイズが大きければ画像の細部まで表示できます。
ということで、スクリーンショットやPrintScreenで画面コピーした画像の解像度を良くしたいときには「PNG形式」で保存します。
画面の解像度を高くする
ディスプレイ画面の解像度が低い状態のままスクリーンショットで画面コピーすると、解像度が良くありません。画面の解像度を高くしてスクリーンショットすることで、解像度を良くすることができます。
「デスクトップ画面で右クリック」してメニューを表示し、「ディスプレイ設定」を選びます。
ディスプレイ画面が表示されたら、下にスクロールして「拡大縮小とレイアウト」欄にある「解像度」の「▼」をクリックします。
設定できる解像度が一覧で表示されますので、推奨の解像度または一番数字の大きな解像度を選びます。
ディスプレイの解像度の変更を行うことで、スクリーンショットでコピーた画面の解像度も上がり、綺麗な画像になります。
画像を綺麗に修正する
画像がぼけているときは、画像編集ソフトを使用して修正することで綺麗で見やすくなります。
当サイトでは、GIMPという無料の画像編集ソフトを使用した画像修正方法を紹介します。
【拡大とシャープ】
手順:Filters ⇒ Enhance ⇒ ノイズ除去
補正内容:半径・黒レベル・白レベルを調整します。
【アンシャープマスク】
手順:Filters ⇒ Enhance ⇒ Unsharp Mask(legacy)
補正内容:画像をシャープに調整します。
【明るさとコントラストの調整】
手順:色 ⇒ Brightness-contrast…
補正内容:明るさとコントラストの調整
【色レベルの調整】
手順:色 ⇒ Levels
補正内容:色レベルをチャンネルで調整
【トーンカーブの調整】
手順:色 ⇒ Curves
補正内容:トーンカーブの曲線で明るさを調整
編集後記
スクリーンショットやPrintScreenで画面コピーをしたとき、どうしても画像の解像度が良くないため、解像度を良くして画像を綺麗にしたいときの対処法をまとめました。
画面コピーの場合は、コピーするディスプレイの解像度が高くないと意味がありません。
古いパソコンやディスプレイで解像度が低いモニターだと、どうしても綺麗な画像を切り抜くことはできません。
そんなときは、無料の画像編集ソフトを使用して、ぼけている部分やにじんでいる部分を修正したり、色をはっきりとさせたり、明るくしたいして補正するといいです。