パソコンの動きが遅い場合は、まずCドライブの空き容量を調べて見ましょう。空き容量が少ないと、色んなファイルやソフト、ブラウザを複数立ち上げたまま、作業すると反応が悪くなります。
お手持ちの少し古いUSBメモリカードがあれば、USBメモリカードを使って簡単に動作の遅いイライラを解消することができます。
そこで今回は、USBメモリを使ってWindowsパソコンを高速化する設定を紹介します。
目次
低速なハードディスクに有効なUSBメモリの機能
Windowsの動作がもたつく原因は、ハードディスクの遅さが原因であることが多いです。ハードディスクからデータが読み出されるのを待っている間は、パソコンの動作が止まってしまいます。
それを改善することができるのが、USBメモリやSDカードなどの外部メモリを装着するだけでハードディスクの読み込みを高速化する「ReadyBoost(レディーブースト)」という機能があります。
このReadyBoostを有効化すると作業状況に応じて「次に必要になるであろうデータ」が随時ハードディスクから外部メモリに書き込まれます。
そして必要になったときはその外部メモリから読み出すので、高速に読み込むことができるのです。低速なハードディスクを使っているパソコンにはとても有効な高速化機能です。
USBメモリのReadyBoostを設定する
1.ReadyBoostに使うメモリを装着する
USBメモリを装着して、エクスプローラーが表示されたら、差し込んだUSBメモリのドライブを右クリックしてメニューを表示し、「プロパティ」をクリックします。
2.ReadyBoost専用にする場合
プロパティ画面で、「ReadyBoost」タブを選び、「このデバイスをReadyBoost専用にする」にチェックをして、「OK」をクリックします。
設定ウィンドウが立ち上がります。すぐに設定は完了します。
3.データ保存用と兼用にする場合
USBメモリをデータ保存用にも使えるように設定することもできます。
「ReadyBoost」タブを選び、「このデバイスを使用する」にチェックを入れて、ReadyBoostに使う容量を任意の数値を入力して「OK」をクリックします。
4.元に戻す方法
「ReadyBoost」タブを選び、「このデバイスを使用しない」にチェックをして、「OK」をクリックします。これでReadyBoostの設定を解除できます。
5.CドライブがSSDの場合
CドライブにSSDを使用している場合は、ReadyBoostの効果がないため、「このデバイスはReadyBoostに使用できません」と表示されます。
SSDの場合は、ReadyBoostを設定できないようになっています。
編集後記
装着するUSBメモリやSDカードの容量は、パソコンに内蔵されているハードディスクの3倍程度がいいと言われているようです。
読み書き速度が速い方がいいですよね。Windows8/8.1は、8つまで外部メモリを同時に装着することが出来るようになっています。
USBメモリを使って高速化する効果
- 低速なハードディスクの読み込みを高速化し、Windows全体の動作も速くする
- 不要になったUSBメモリやSDカードを有効活用できる
外部メモリを接続したときに毎回、何のソフトを使って起動させるかを聞かれるのが面倒なら、自動実行設定することもできます。
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