家にある複数のパソコンをネットに接続するためには、ブロードバンド回線に接続する必要があります。
そのための通信機器を「ブロードバンド・ルーター」を経由してネットに接続することになります。
そこで今回は、家庭内LANでの無線LANや有線LANについて紹介します。
複数のパソコンをネット接続するための家庭内LAN
ブロードバンド・ルーターには、複数のパソコンやゲーム機、ネット対応のテレビなどを接続でき、すべての機器が同時にネット接続しても、きちんと見られるように調整してくれる機器です。
ブロードバンド・ルーターに接続した機器は、設定を行なうことでお互いに通信することができ、Aというパソコンに保存されているものを、Bというパソコンから見ることもできます。
小規模なネットワークを「LAN(ラン)」といい、企業などで多く利用されていますが、家庭でも利用できるようになったことから家庭なで複数の機器をネットワークに接続することを「家庭内LAN」といいます。
ブロードバンド・ルーターからLANケーブルを使って接続することを「有線LAN」といいます。
家庭内LANを無線で接続することを無線LAN
パソコンやゲーム機、ネット接続可能なテレビなどの各機器とブロードバンド・ルーターは、LANケーブルを使って接続しますが、これを電波通信に切り替え、LANケーブルを無くした通信を「無線LAN」といいます。
ブロードバンド・ルーターとブロードバンド回線は有線で接続し、パソコンやゲーム機、ネット接続可能なテレビなどとの通信を無線化することができます。
パソコンやゲーム機、ネット接続可能なテレビなどに無線機能が必要になりますが、ネット接続可能な機器についてはほとんどが無線機能が搭載されています。無線機能が無くても周辺機器を追加して無線機能を利用することができます。
無線LANすることは、配線が無くなり、パソコンをどこに移動しても使えるというメリットがあります。ゲーム機の中には無線機能しか使えない機器もあります。
無線LANには複数の規格があり、IEEE802.11nが普及していますが、古いパソコンなどでは規格が古く通信速度が遅いことがあります。
無線LANにするときの注意があります。それは、勝手に接続されてネット犯罪に利用されたり、データを盗まれるなどが考えられますので、セキュリティ設定を必ずしておきましょう。
編集後記
有線LANと無線LAN、家庭内LANの違いについて分かって頂けたでしょうか。
ブロードバンド・ルーターと無線LAN用のアクセスポイントとなる無線機を準備し、ブロードバンド・ルーターとアクセスポイントを有線で接続することで無線LANを実現できます。
今では、ブロードバンド・ルーターとアクセスポイントが1つになっているものも多くありますので、一体型のを選ぶといいと思います。
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