パソコンを使っていると画面が急に動かなくなったり、マウスが砂時計になったままファイルが開かなかったり、別のファイルやフォルダなどにアクセスできなくなったりします。メモリ不足で動かなくなっているのであれば、時間が経てば動くようになったり、重いファイルやYouTubeなどの動画を閉じたりすると解決することもありますが、フリーズしてしまうと作業に支障がでます。
そこで今回は、パソコンがフリーズしたときの確認事項と3つの解決法を紹介します。
目次
パソコンがフリーズしたときの対処法
「パソコンがフリーズしてしまった」と良くいいますが、フリーズとはパソコンが固まってしまって操作ができない状態のことをいいます。最悪の場合は、全く動かない状態になり、マウスは動かないしもキーボードも反応しないというパソコントラブルです。パソコンに詳しくないし、下手に触っておかしくなってしまうのが怖いから何もしないという人もいます。
パソコンが固まる原因、フリーズしたときに確認すること、3つの解決法をまとめましたので、フリーズ状態を解決しましょう。原因を知っておくことで、フリーズするトラブルを事前に回避することもできるかも知れません。
パソコンがフリーズする原因
「パソコンがフリーズしてしまう」「動かなくなってしまう」原因は主に4つ考えられますので、1つ1つ原因を見ていきましょう。
1.パソコンが熱くなる熱暴走
パソコンの温度が上昇して温度が高くなると、パソコンが異常な動作をしたり、動かなくなったり、突然強制終了したりします。パソコン内部の温度を下げるためにファンが付いていて温度を下げる働きがありますが、動いてなかったり、ホコリが溜まって動きが鈍かったり、空気を取り込む箇所にホコリが溜まってしまって空気を取り込むことが出来なかったりすることで温度が高くなることで熱暴走が起こります。
ノートパソコンなら、キーボードが熱くなったり、裏が異常に熱いときには熱暴走の可能性があります。
2.メモリ不足による処理速度の低下
それぞれのパソコンによって処理速度が違います。重いエクセルファイルやパワーポイントなどを開いていたり、動画を見たり、編集したり、幾つものファイルやブラウザを開いていたりするとメモリ不足になり、処理速度が低下して、動きが遅かったり、反応が鈍かったり、パソコンがフリーズする原因になります。
3.ハードディスクの故障
ハードディスク(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)には寿命があります。それぞれの耐用年数は、HDDで3年、SSDで5年と言われています。長期間、同じパソコンを使っているのであれば、ハードディスクが故障・物理損傷してしまい、正常に動かなくなることがありますし、最悪の場合、立ち上げることができない状態になります。
4.ソフトやドライバなどの不具合
インストールされているアプリケーションソフトをバージョンアップしたり、新しいドライバをインストールしたりしたときに、既存のシステムと何らかの不具合が発生してパソコンが動かなくなったり、フリーズしたりする原因になります。
フリーズしたときの確認事項
パソコンがフリーズしたり、固まってしまったときにまず確認することがあります。
・キーボードやマウスが操作できるか
・キーボードもマウスも操作できないか
を確認します。フリーズしてしまうと、このいずれかの状態になり、解決するための方法が違ってきます。マウスを動かしたり、キーボードの矢印キーやエスケープ(Esc)キーなどを押してみて反応を確認します。
フリーズしたときの強制終了のやり方
パソコンがフリーズして、強制終了するときには次のことに注意する必要があります。
1.強制終了すると、作業途中のエクセルなどのファイルの内容は最後に保存したときの状態になります。1度も保存しないで数時間作業したときは、保存されていない状態になります。
2.ハードディスクやBD・DVD・CDドライブのアクセスランプが点滅していたり、点灯している状態であれば、ランプが消えるまで待ちます。点灯・点滅しているときに強制終了するとデータが失われることがあります。
3.パソコンに、ブルーレイディスク・DVD・CDなどが挿入されているときは、イジェクトボタンを押して取り出します。挿入したまま強制終了して、再起動するとパソコンが正常に動かなくなったり、ディスクが取り出せなくなる原因になります。
3つの注意点を確認してから、以下の強制終了の対処法を行ないます。
キーボードが操作できるときの解決法
キーボードが操作できる場合には次の2つの強制終了の方法があります。
・ショートカットキーで強制終了する
・設定チャームから強制終了する
いずれかの方法で強制終了します。
ショートカットキーで強制終了する方法
Altキー+F4キーでシャットダウンする方法
1.「田」マークのWindowsキーを押しながら、Dキーを押します。開いているファイルやブラウザがすべて最小化されます。
2.デスクトップ画面が表示されたら、Altキーを押しながら、F4キーを押します。
3.Windowsのシャットダウン画面が表示されます。
「次の中から選んでください」のリストから「シャットダウン」を選びます。
「シャットダウン」が表示されていることを確認したら「OK」を押すとシャットダウンされます。
Ctrlキー+Altキー+Delキーでシャットダウンする方法
1.Ctrlキーを押しながらAltキーを押し、Delキーを押します。
青い画面になるので、右下にある「電源アイコン」を押します。
シャットダウンと再起動を選ぶことができますので、「シャットダウン」を押します。これで、電源をオフに出来ます。
設定チャームで強制終了する方法
「田」マークのWindowsキーを押しながら、Iキーを押します。
設定画面が表示されますので、キーボードの矢印キーで「電源アイコン」まで移動して、エンターキーを押します。
リストが表示されますので、矢印キーで「シャットダウン」を選び、エンターキーを押します。これで、電源を切ることが出来ます。
キーボードもマウスも操作できないときの解決法
キーボードもマウスも操作できないときは、上記の様な強制終了ができませんので
・「電源スイッチ」を押し続ける
・パソコンの電源を抜く
の、いずれかの方法で、パソコンの電源を強制的に切ります。切ったあと、すぐに電源を入れるのではなく、2分ぐらい待ってから入れましょう。電源を切ったあと、パソコンの全ての機能がオフになるかというとなりません。電源を切ったあともしばらく動いていますので、完全に動きが止まる時間として2分待ってから電源を入れます。
この強制的に電源を切る方法は、パソコンや内部のデータやファイルにダメージが発生して、不具合やファイルが開けなくなったりすることがあります。
編集後記
強制終了するときは、保存していないデータは消えてしまいます。私もこれで、2時間作業したデータを保存していなく、また一から作りなおしたことがありますので、エクセルやWord・パワーポイントなどのデータはこまめに保存しておくようにしましょう。
電源ボタンの長押しやパソコンのコンセントを抜く方法は、故障の原因になりますので、頻繁に行なうことはやめましょう。
パソコンがフリーズしてしまう原因があるはずです。原因を改善して、固まらないように対策することが大切です。CPUの処理速度が高い機種に変えたり、メモリを増設したり、ハードディスクの空き容量を増やしたりすることが重要になります。壊れてパソコンにログインできなくなる前に対策しておきましょう。
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