パソコン内に保存されているファイルは、個人用フォルダー、デスクトップにあるユーザー名のフォルダーに保存されているもの以外は、基本的にすべてのユーザーからアクセス可能となっています。
複数でパソコンを利用している場合には、ファイルやフォルダの中身が見えてしまう環境にあります。
そこで今回は、他の人に見られたくないファイルを暗号化して情報漏えいを未然に防ぎたいと思います。
目次
ファイルやフォルダーを暗号化または暗号化を解除する
パソコンを家族で使っていたり、会社でも他の人と共有してパソコンを使っている人は多いと思います。
そんなとき、自分のファイルが他の人に見られているかも知れません。見られたくないファイルがあるなら暗号化しておくことをおすすめします。
この暗号化テクニックは、ファイルやフォルダーごとに個別設定することが可能です。
そのため、選択したファイルやフォルダーが含まれる親フォルダを暗号化することで、下の階層の子フォルダのデータを一括して暗号化することもできます。
ファイルやフォルダを暗号化する方法
1.暗号化するファイルやフォルダーのプロパティを開く
暗号化したいファイルやフォルダのアイコンを右クリックしてメニューを表示したら、「プロパティ」をクリックします。
2.詳細設定を開く
画像のプロパティの画面が表示されたら、「詳細設定」をクリックします。
3.暗号化を実行する
属性の詳細画面が表示されたら、「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」にチェックを入れて、「OK」をクリックします。
プロパティの画面にもどるので、「OK」をクリックします。
4.適用範囲を選択する
属性変更の確認画面が表示されたら、選択したファイルやフォルダーのみを適用するなら「このフォルダーのみに変更を適用する」にチェックをし、親フォルダーや子フォルダーなどの一括設定を行なうなら「変更をこのフォルダー、サブフォルダーおよびファイルに適用する」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
5.暗号化に関する警告
ファイルを暗号化すると「暗号化に関する警告」が表示されるので、「ファイルとその親フォルダーを暗号化(推奨)」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
これで、暗号化の設定は完了です。
6.暗号化されたファイルやフォルダーの見分け方
暗号化されたフォルダーやファイルの名前が緑色で表示されます。
編集後記
ここでの暗号化で注意することがあります。
ここで暗号化したファイルやフォルダーは、同一パソコン内に設定された他のユーザーから見られないようにする機能となっています。
そのため、他のパソコンにコピーしたりメールに添付して送信した場合はアクセス可能になります。
プロパティから暗号化する効果
- 他人に見られたくないファイルをガードできる
- 万が一の盗難や紛失時の個人情報流出を防ぐことができる
見られたくないフォルダーやファイルがあるなら、「 隠しファイル 」という設定がおすすめ!
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