送ってもらったファイルや過去の資料のPDFファイルを開こうとしたら、パスワードの設定がされていて、パスワードを入力しないと閲覧することもできないし、印刷することもできないことがありますよね。
PDFのパスワードを解除できないと何もできない!
送ってもらったファイルなら、パスワード(password)を聞いて開くことができますが、過去のPDFファイルは誰もパスワードが分からないことが多く、内容・データを確認することができません。
そこで今回は、PDFファイルに設定されているパスワードを解除する方法をお伝えします。
目次
WEB上でPDFのパスワード解除できるサイトでは解読出来なかった!
「PDF パスワード 解除」で検索したら、オンラインで簡単にPDFファイルに設定されているパスワードの保護を解除できるというサイトが出てきたから試してみました。
1つ目のサイトでは、パスワードの解除ができなかったから、他のサイトでも試したけどパスワードが分からなかった。
SmallpdfのPDFパスワード解除を使ってみた
「Smallpdf」というサイトでPDFのパスワードを解除してみました。
パスワードが分からないPDFファイルをクリックしたまま、WEBサイト「ここにファイルをドロップ」と書かれたピンク色の枠内でクリックを離すと、PDFファイルが読み込まれます。
右側にチェックボックスが表示されるので、チェックを入れたら「PDFをアンロック」をクリックします。
本来なら、赤枠のパスワードと書かれている箇所にパスワードが表示されるから、そのパスワードを使ってPDFを解除できますが、今回のPDFのパスワードは解読できませんでした。
I LOVE PDFでパスワードのロックを解除してみた
「Smallpdf」でパスワードを解除できなかったので、別のパスワード保護を解除できる「I LOVE PDF」でも試してみました。
1.「PDFファイルを選択」部分に、パスワードを解除したいPDFファイルをクリックしたまま移動させて、クリックを離します。
2.画面にPDFファイル名が表示されます。
3.「PDFロック解除」ボタンをクリックします。
こちらのサイトでもパスワードを解析できませんでした。
「非常に保護性の高い文書のため、パスワードを解除出来ませんでした」と表示されました。
非常に保護性の高いPDFのパスワードを解除できるフリーソフト
フリーソフトでもPDFのpasswordを解除できるものがあり、いくつかダウンロードして使ってみましたが解除することができないものが多かったです。
その中で、解除することができたフリーソフトを紹介したいと思います。
PDF Password Recover free
PDFのパスワードを解析するソフトをいくつかインストールして使いましたが、実際に解析できたのは、このソフトだけでした。
英語版しかないからダウンロードするのをためらいましたが「総当たり式」という言葉に救いを求めて使ってみました。
【特徴】
・英語版しかなく日本語に対応していない
・無料版は15回しか使えない
・総当たり式なので解析に時間が掛かることがある
ダウンロード・インストール手順
「PDF Password Recover free」にアクセスして「ダウンロード」ボタンをクリックします。
「提供元サイトからダウンロード」をクリックします。
「PDF Password Recovery Pro」「PDF Password Recovery free」の2つのダウンロードボタンがありますが「PDF Password Recover free」のほうのボタンをクリックします。
ダウンロードが終わると、ブラウザの左下に「PDF-Password-….exe」と表示されるので、「矢印」をクリックして「開く」をクリックします。
インストール画面が表示されますので処理が完了するまで待ちます。
Windowsインストーラー画面が表示されますが、処理が完了するまで待ちます。
InstallShield Wizard画面が表示されますので「Next(次へ)」をクリックします。
インストール先を聞いてきますので、そのままで良ければ「Next(次へ)」をクリックします。
インストール画面が表示されますので「Install」をクリックします。
インストールが終わるまで待ちます。
ユーザーアカウント制御画面が表示されたら「はい」をクリックします。
インストールが完了したら「Finish」ボタンをクリックします、
使い方
デスクトップ画面に作成された「PDF Password Recover free」のアイコンをダブルクリックして管理画面を開きます。
画面下にある「Add PDF file」をクリックして、パスワードを解析したPDFファイルを選びます。
上部にパスワードを解析するファイル名が表示され、保存先・ファイルサイズ・パスワードロック状態を確認できます。
解析設定を行ないます。
【Recovery options】
・初期パスワードの長さを指定:分からなければ初期設定のまま
・解析するパスワードの長さの最大長を指定:どの位の長さか指定
・解析するパスワードの長さの最小長を指定:初期値のまま
【Charset options】
・パスワード解析に使用する文字を指定:パスワードに使われているだろう文字を指定
解析設定を行ったら「Start」をクリックして解析を開始します。
解析が完了するまでに時間が掛かりますが、パスワードが表示されました。
解読したパスワードでPDFを開いてみる(解除方法)
PDF Password Recover freeを使って解析したパスワードで、本当にPDFファイルを開けるのでしょうか?
パスワード入力欄に、パスワードをコピペして「送信」ボタンをクリックします。
今回は、Google ChromeでPDFを開こうとしています。
開きました!
結構、パスワードが複雑だったから、誰がこんなパスワードを設定したの?、本当にこのパスワードと疑問に思っていましたがきちんと解析されていました。
編集後記
WEB上でPDFのパスワードを解読することができるのは、比較的簡単なパスワードだけみたいです。
パスワードを解除をウェブ上のサービスで行っても、解除できないときには無料のフリーソフトを使って解除する方法もあります。
今回、紹介したPDF Password Recover freeは、解析するまでに少し時間が掛かりました。
総当たり式ということで、1からずっと繰り返し行っているのでしょうから時間は掛かりますよね。
それでも、パスワードが判明してファイルを開くことができましたので、パスワードを忘れたときに使ってみてはいかがでしょうか。