パソコンのCドライブやDドライブなど、ドライブの容量が増えてくると、パソコン操作が重くなってきます。
操作がワンテンポ遅れるとか、パソコンの画面がカクカクするという場合には、Windowsの標準機能を使ってみるといいです。
そこで今回は、Windowsが自動で行なうフォルダー圧縮機能を使ってみたいと思います。
【Windowsパソコンの基本操作を学ぼう】
目次
パソコンのフォルダー内のファイルをすべて圧縮
Windowsには、フォルダー全体を圧縮して使う機能があります。あるフォルダーを「圧縮属性」に指定すると、そのフォルダー内のファイルをすべて圧縮することができます。
圧縮設定すると、読み込むときには展開(解凍)してから開き、編集して閉じた場合には圧縮して保存されます。
このとき、展開(解凍)と圧縮はWindowsが自動的に行われるため、ユーザーは普通のファイルと全く同じように操作するだけと、ファイルやデータの圧縮を意識すること無く操作が可能です。
展開や圧縮のため、通常は読み書きがわすかに遅くなりますが、転送容量が減るので、処理速度の速いパソコンの場合には、カクカクしたり、ワンテンポ操作が遅れていたのが改善されます。
Windowsの標準機能ソフトで圧縮する
1.圧縮するフォルダーを選択する
「スタート」ボタンの上で右クリックしてメニューを開き、エクスプローラーをクリックし、圧縮したいフォルダーを表示させます。
圧縮したいフォルダーを右クリックしてメニューを開き、「プロパティ」をクリックします。
すると、「~のプロパティ」画面が表示されますので、「全般」タブを選び、属性の「詳細設定」をクリックします。
2.圧縮属性をつける
「属性の詳細」画面が表示されますので、圧縮属性または暗号化属性欄にある「内容を圧縮してディスク領域を節約する」にチェックを入れて、「OK」をクリックします。
3.対象範囲を選択する
「属性の詳細」画面で「OK」を押したあと、ないしは「~のプロパティ」画面で「適用」をクリックすると「属性変更の確認」画面が表示されます。
これは、圧縮の適用範囲を確認する画面です。ここでは、サブフォルダーやサブフォルダー内のファイルも圧縮したいので、「変更をこのフォルダー、サブフォルダーおよびファイルに適用する」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
4.ファイルサイズを確認する
「~のプロパティ」画面になりますので、「ディスク上のサイズ」を見ると、実際の「サイズ」に比べて小さくなっていることが分かります。「OK」をクリックして完了です。
圧縮されたフォルダーやファイルはエクスプローラー上では、青く表示されます。
5.圧縮属性の解除
2の「属性の詳細」画面の「内容を圧縮してディスク領域を節約する」のチェックを外して、「OK」をクリックすれば、圧縮属性の解除ができます。
編集後記
圧縮率は、ファイルの種類により異なります。圧縮に適したファイルというものがあります。
圧縮率が高いのは、「オフィスのデータファイル」や「テキストファイル」、「ビットマップファイル」で、逆にほとんど圧縮されないのは「JPEGファイル」や「音楽ファイル」などです。
HDDの空き容量が少なくなったときに便利な機能です。パソコン初心者だと、フリーソフトをインストールして何か不具合があったら嫌だなぁと思ったりしますが、この「圧縮属性」機能はWindowsの標準機能なので安心して使うことができる圧縮ソフトです。
圧縮属性ソフトを利用する効果
- ドライブを見かけ上2倍近くの容量で使用することができる
- 処理速度の速いパソコンならファイルの読み書きが速くなる
動画や音楽、画像ファイルで同じものが複数ある場合には、簡単に「 重複ファイルを確認して削除 」する方法が参考になります。
コメントを残す