Windowsのデスクトップの下に表示されているバーのことをタスクバーといいます。
ここには、起動しているアプリケーションやフォルダーなどが表示され、クリックするとウィンドウが前面に表示されます。このタスクバーはパソコンを快適に、そして操作を楽にするのに便利な機能です。
そこで今回は、タスクバーをカスタマイズする設定方法を調べてみました。
目次
タスクバーの使い方で操作性の向上が格段にアップ
タスクバーは、ソフトを素早く起動できるボタンを配置しておいたり、起動しているソフトをボタンで切り替えたりする場所です。
現在、使っている状態を表す通知領域としての機能もあり、タスクバーの使い勝手がWindowsの使い勝手を左右する程、便利な機能です。
カスタマイズのコツは、画面の広いパソコンでは大きなアイコンと複数段にすることで、アイコンをクリックしやすくなりますし、表示できる項目も増やすことができます。
逆に画面が小さなパソコンでは、アイコンを小さくすることもできます。
他にも様々な快適に使うための設定がありますので確認していきます。
タスクバーを動かせるようにする
タスクバーの何も無いところで右クリックしてメニューを表示し、「すべてのタスクバーを固定する」をクリックしてチェックを外します。
これにより、タスクバー自体やタスクバー上に配置されているツールバーなどの大きさや位置を変更することができます。
タスクバーの段数を増やす
タスクバーの上端にマウスのカーソルを合わせると上下に矢印があるアイコンにかわりますので、上向きにクリックしたまま動かし(ドラッグ)ます。
すると、タスクバーが太くなり、2段になります。もちろん3段、4段と追加することも可能です。適当な段数でクリックを離します(ドロップ)。
2段以上にすることで、起動しているソフトや通知領域のアイコンをより多く表示でき、「日付・時刻」の部分には、曜日まで表示できるようになります。
ウィンドウがすべて透明になるのを防ぐ
1.機能が有効になっている場合
デスクトップの右下端にマウスのカーソルをしばらく置いておくと、ウィンドウがすべて透明になってしまいます。
これはデスクトップの背景を一時的に見れるようにするための機能ですが、使っている人は少ないと思います。むしろ私は、不意にウィンドウが透明になり消えてしまうことの方がビックリしてしまいます。
2.機能を無効にする
タスクバーの何も無いところで右クリックしてメニューを開き、「プロパティ」をクリックします。
「タスクバーとナビゲーションのプロパティ」画面が表示されるので、「タスクバーの端にある[デスクトップの表示]ボタンに~」のチェックを外して「OK」をクリックすることで、ウィンドウが透明になる機能を無効化できます。
ウィンドウごとに別々のボタンにする
1.初期状態のタスクバー
同じソフトやフォルダーは1つのボタン(アイコン)にまとめて表示されます。
そのため、ウィンドウを切り替えるには一旦、ボタン(アイコン)にマウスのカーソルを合わせて、表示されたウィンドウ一覧から目的のウィンドウをクリックして表示する必要があります。
2.ボタン(アイコン)の設定を変える
タスクバーの何も無いところで右クリックしてメニューを開き、「プロパティ」をクリックし、「タスクバーとナビゲーションのプロパティ」画面の「タスクバー」タブを選びます。
真ん中当たりにある「タスクバーのボタン」のところを「結合しない」を選び、「OK」をクリックします。
3.ウィンドウごとに別々のボタンになる
複数のファイルやインターネットを開いている場合には、このように別々のボタン(アイコン)が表示されるようになります。
これでは見にくいので2段にしてみたいと思います。
タスクバーを複数段にすると、ワンクリックで素早く切り替えられるようになります。特に複数のエクスプローラーで色々なフォルダーを開いているときには便利な機能です。
ボタンを小さくする
1.ボタンの大きさの設定を変更する
タスクバーの何も無いところで右クリックしてメニューを開き、「プロパティ」をクリックし、「タスクバーとナビゲーションのプロパティ」画面の「タスクバー」タブを選びます。
「小さいタスクバーボタンを使う」にチェックを入れて、「OK」をクリックします。
2.ボタン(アイコン)が小さくなる
このように、ソフトやファイルなどのボタン(アイコン)や「スタート」ボタンも小さくなり、タスクバーが細くなります。
タスクバーが1段のときは、「日付」が表示されず「時刻」だけになってしまいますが、画面が小さいパソコンではデスクトップがやや広く使えるようになります。
ボタン(アイコン)の順番を入れ替える
ボタン(アイコン)をクリックしたまま移動すると、順番を入れ替えることができます。
よく使うソフトを「スタート」ボタンの近くに配置したり、よく一緒に使うソフトのボタン(アイコン)同士を隣り合わせて配置したりできます。
編集後記
設定後は、タスクバーは固定しておくといいです。ノートパソコンだとタッチパッドを誤って触ってしまいタスクバーが動いてしまうということがあります。
また、タスクバーが消えた!と焦ることがありました。「なぜ消えたの?」、「どうやって再表示させるの?」とインターネットで検索したことがあります。
タスクバーのプロパティの中に「タスクバーを自動的に隠す」のチェックを外しておくと、タスクバーが消えるようなことがなくなります。
タスクバーをカスタマイズする効果
- 複数のソフトを切り替えながら作業するのが楽になる
- 画面の大きさに応じて使いやすいタスクバーに変更できる
タスクバーにファイルやソフトなどを設定する方法もあります。
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