パソコン操作をしている時に、複数のソフトを起動したり、インターネットのブラウザを複数立ち上げたり、動画を見たり、ウィルススキャンが動いていたりするとそれぞれの処理速度が遅くなります。
そこで今回は、処理を早く終わらせたいソフトの優先順位を高めて高速化してみたいと思います。
目次
早く処理を終わらせたいソフトを優先して処理する
Windowsが複数のソフトを同時に起動して使えるのは処理を担当する部品である「CPU」が、起動しているソフトを少しずつ順番に処理をしているからです。
そのため、あまりにも多くのソフトが起動していると、それだけCPUの能力が分散されてしまい、一つ一つのソフトの動作は遅くなってしまいます。
このとき、どうしても他の高速に動かしたいソフトがある場合には、「優先度」を高くすることができます。
すると、CPUはそのソフトにより多くの処理能力を使用してくれるようになります。目的のソフトが速くなるかわりに、他のソフトはもちろん遅くなります。
優先順位を高くして早く終わらせるようにする設定
1.タスクマネージャーを起動する
「スタート」ボタンを右クリックして「タスクマネージャー」をクリックします。
2.目的のソフトを探す
タスクマネージャーの画面が表示されたら、「詳細」タブをクリックし、優先度を設定したいソフトを一覧の中から探します。
「名前」だけで探すのではなく「説明」も見ると探しやすいです。
3.優先度を設定する
目的のソフトの上で右クリックしてメニューを開き、「優先度の設定」 ⇒ 「高」(優先度)をクリックします。
処理を優先的に速くしたいソフトは「通常以上」や「高」、遅くてもいいソフトは「通常以下」や「低」にするといいです。
4.確認メッセージが表示される
上記のような画面が表示されますので、「優先度の変更」をクリックして設定完了です。
2のタスクマネージャーの画面が表示されます。画面からは優先度が「高」になっているかは分かりません。
設定変更したソフトの上で右クリックして「メニュー」 ⇒ 「優先度の設定」を開き、「高」に「●」が付いていれば設定が反映されます。
5.設定を戻す場合
設定変更したソフトの上で右クリックして「メニュー」 ⇒ 「優先度の設定」を開き、「通常」をクリックすれば設定が変更されます。
編集後記
優先度の設定で「リアルタイム」を選択すると、一番速くなりますが、これは他のソフトのことを無視して、とにかくリアルタイムが設定されているソフトだけを重点的に処理する設定になります。
マウスの動きまで遅くなることもありますので、リアルタイムを設定するのはなるべく避けましょう。
ソフトの優先順位を高めて高速化する効果
- とにかく早く作業を終了させたいソフトの処理速度を速くする
- 重要でないソフトの処理速度を遅くすることで、他のソフトが高速に動作する
パソコンの処理速度をあげるために不要ソフトを終了させるなら、「タスクマネージャー」から強制終了する方法があります。
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