Windows8.1には、システムの復元と呼ばれる機能が搭載されています。
これは、あらかじめシステムの復元ポイントを作成しておき、「パソコンの調子が悪い」とか「原因が分からない」とか「フリーソフトをインストールしてから動きがおかしい」といった時に、復元ポイントを利用します。
そこで今回は、復元ポイントの作成と復元方法について紹介します。
目次
復元ポイントを作成し不具合時に備える
あらかじめシステムの復元ポイントを作成しておき、パソコンが不調になった際に、その復元ポイントが作成された時の状態に、システムの状態を戻すことができるのが、復元ポイントです。
パソコンの「 バックアップファイル(ディスク) 」作成よりも簡単に復元操作が行えるため、もっとも手軽なバックアップの方法と言えます。
しかし、パソコンそのものが起動しなくなった場合は、復元画面すら表示されなくなってしまうこともあるので、「 バックアップファイル(ディスク) 」などのバックアップテクニックと併用した方が、トラブルが合った時には、安心できます。
復元ポイントを作成する
1.システムの保護を開く
「スタート」ボタンを右クリックしてメニューを開き、エクスプローラーをクリックします。「PC」を右クリックして「プロパティ」をクリックすると上記画像の「システム」画面が表示されますので、「システムの保護」をクリックします。
2.復元ポイントを作成する
システムのプロパティ画面が表示されたら、「システムの保護」タブを選びます。
「システムの保護が有効になっている~」の右側にある「作成」をクリックします。
「システムの保護」画面が表示されるので、中央部分の空欄に、復元ポイントの表示名を記入して「作成」をクリックします。
復元ポイントの作成が始まり、「復元ポイントは正常に作成されました」と表示されたら、復元ポイントの作成が完了ですので、「閉じる」をクリックします。
作成した復元ポイントからシステムを復元する方法
1.システムの復元画面を開く
「スタート」ボタンを右クリックしてメニューを開き、エクスプローラーをクリックします。「PC」を右クリックして「プロパティ」をクリックすると上記画像の「システム」画面が表示されますので、「システムの保護」をクリックします。
システムのプロパティ画面が表示されたら、「システムの保護」タブを選び、システムの復元画面内にある「システムの復元」をクリックします。
復元ポイントの選択画面が表示されるので「推奨される復元」または「別の復元ポイントを選択する」のどちらかを選びます。通常は、「推奨される復元」にチェックをして「次へ」をクリックします。
別の復元ポイントを選択するを選ぶ場合
復元ポイント名や日時を参考に利用する復元ポイントを選び、「次へ」をクリックします。
復元ポイントの確認画面が表示されるので、問題なければ「完了」をクリックします。あとは自動的に選択した復元ポイントの状態に戻ります。
推奨される復元を選ぶ場合
復元ポイントの確認画面が表示されるので、問題なければ「完了」をクリックします。あとは自動的に選択した復元ポイントの状態に戻ります。
編集後記
システムの復元を実行した場合、システムの状態やアプリの導入状況は復元ポイントの時点が適用されます。
しかし、写真やOfficeファイルなどユーザーが作成したファイルはそのまま残るようになっています。
復元ポイントは過去の分が残り、ハードディスクの容量を圧迫し、パソコンの動作を遅くする原因の1つにもなります。
不要な復元ポイントのファイルがあるようなら、削除することでハードディスクの容量を増やすことができ、パソコンの高速化になります。
復元ポイントを作成する効果
- 手軽にパソコンの状態をバックアップすることができる
- パソコントラブル時に、すぐに復元作業が行える
コメントを残す