個人事業主でも、会社でも業務を委託するときには契約書を締結する必要があります。この契約書のことを業務委託契約書と言います。何か業務をすることで対価が発生するのであれば、お互いに契約書を締結してトラブルにならないようにしておく必要があります。個人事業主と個人のときには面倒で契約書を締結していないケースもあるかもしれませんが約束事を明確にするためにも作成しておくべきだと思います。

そこで今回は、業務委託契約書のひな形のサンプル見本と作成時の書き方や例文・文例について紹介します。

業務委託契約書とは

業務委託契約書とは、業務の一部または全部を受託者側に任せる際に、委託者と受託者の間で締結する契約書のことです。双方が条件などを話し合い、合意した内容を契約書に記載しトラブル防止に役立てます。金額や支払条件、期間など明記することで双方とも安心して業務を遂行できます。

業務委託契約書には「請負」または「準委任」、両方が混合してるケースがあります。請負契約は完成物がある契約（成果物納入）で、業務遂行を目的とした契約（役務提供）が委任契約になります。

業務委託契約書の種類

一言で業務委託契約書と言っても種類は様々です。

・コンサルティング業務委託契約書
・ホームページ作成業務委託契約書
・ホームページ運用・管理・更新に関する業務委託契約書
・商品販売業務委託契約書

など。

業務委託契約書を作成

業務委託契約書を作成するときに掲載しておきたい項目を書き出しています。項目の内容については、契約内容によって、追加したほうが良い項目や削除したほうが良い項目があると思います。サンプル・見本として検討する際の参考までに。

１．標題
２．収入印紙貼付
３．甲・乙の定義
４．業務内容
５．善管注意義務
６．業務の対価
７．実費の負担
８．秘密保持
９．契約期間
１０．解約の申し出
１１．契約の解除
１２．契約上の地位・権利義務の譲渡禁止
１３．協議
１４．紛争解決
１５．日付（契約日）
１６．双方の署名捺印

業務委託契約書のサンプル・見本

黄色い網掛け文字の部分は編集が必ず必要な部分です。基本的なポイントを抑えた業務委託契約書のひな型・テンプレートで宜しければ無料ダウンロードできるようにしましたので、下記よりダウンロードして活用して頂ければと思います。

編集後記

業務委託契約書のサンプルです。

個々の契約内容によって契約書に書いておかないといけない項目があると思います。完全に契約内容を網羅しているものではないため、編集が必要になると思います。専門家に相談するのも１つの方法ですし、税理士法人とかと契約があれば基本的なチェックだけはしてくれました。

契約書の詳細について個々で対応をお願い致します。